前々回:つくばマラソン準備期編
前回:つくばマラソンスタート編
つくばマラソン当日、Aブロックスタートも前の方に並びたく30分前にいったら以外にもガラガラ。前から2番めに位置した。
「前半抑えるので、キロ3分40秒ペース位で行くかなぁ」とか周りの会話を聞けば、僕のいる場所がかなり場違いと思ったが、邪魔にならぬようにしつつも、グロスとネットタイムを気にする必要が無いのはやはり良い。
肝心の僕自身の入のペースはというと、ほんと走るまでは、全く持って決め兼ねている状況。
走りだしての感覚で決めるしか無い。
遅く入ることだけは決めていたので、とにかく余裕があるペースで行くことを決める。
号砲。
周りの人たちはあっという間に前方に列になってかっ飛んでいった。
とはいえ、僕も周りに左右されずに自分なりのペースで進む。
1キロ通過が3分54秒。
2キロ通過が3分56秒。
無理をしている感覚は皆無であり、かなり余裕のある感じなのでこのまま行くことにする。
アクセルはパーシャル、もしくは少し緩めることはしても、開けることは絶対にしないと言い聞かせる。
ペースを上げる場合は、次の1キロで2〜3秒ほど稼ぐという微量程度に留める意識。
10キロ通過タイムは39:51
キロ4分弱ペース、かなり余裕を持って通過。
20キロ通過タイムは1:20:04
この時に、このままゴールまでこのペースを維持すれば、サブ50狙えるなぁ、、という気持ちが出始める。
昨年の20キロ通過地点での感覚は、「口を閉じて走れるレベル」という表現でブログに記していたが、今年の20キロ地点で言うと「さすがに昨年までの余裕はないなぁ」というのが正直なところ。
ただ、それでもかなり抑え余裕十分で20キロを走れた感覚はあった。
そんな感じでサブ50を意識し始めた矢先の迎21キロ通過後に、身体にごくごく僅かな異変を感じた。
足が前に出ない感覚。
そう、一ヶ月前の30キロレース経験した、20キロ後からのペースダウンしたのと同じ感覚。
これを無視して走れば、足の出ない感覚は何十倍何百倍に膨れ上がるのは絶対に間違いなし。
そもそも、サブ50など狙うことには疑問をもっていたわけなので、ここで躊躇なくキロ5秒のペースダウンをする。
それまで一緒だった集団に別れを告げた。
4分5秒から10秒でペースを刻むも、後ろから次々と集団の足音が聞こえては、そのまま僕を追い抜いていく。
そしてペースダウン以降ゴールまで、怪我やミスで極端にペースダウンするランナー数人を抜いたが、それ以外は抜かれた記憶しかない。
何グループに抜かれたかも多すぎてわからないが、とにかく抜かれまくった。
前半を僕以上に抑えていた、実力者ばかりのランナー。今回一番この辺か勉強になった部分。
とはいえ、僕にも余裕はあり自分のペースを刻んでいく。
ペース的な目安として、37キロ地点から4分を切るペースで押していける余裕を残す感じを保つようにした。
多くのランナーには抜かれてるが、最後で追いつくから待ってろよと思いつつ、、
30キロ通過。2:01:19
一ヶ月前に出た30キロのレースとほぼ同タイム。
足にはだいぶ来てるが、余裕は残しているつもり。
あの時は30キロを全て出し切って出たタイムも、今回のように調整と疲れをとって参加するフルマラソンではやはり走力は上がっているものだ、、
このペースであと7キロ抑え気味に走り、残り5キロでペースアップのイメージを頭に描く。
この辺で「飲み会までかマラソンです」というシャツの方数人に抜かれる。
ほんと思うがマラソンを、走っていて楽しい感覚は皆無。飲み会ての打ち上げかゴールというのはほんと良くわかるわぁ、、
35キロ通過。昨年はここで大幅にペースダウンしたが、今年はそれは無く、冷静に残りの距離を考えて走る。
とはいえこの時点で37キロからのペースアップは不可能だろうなぁ、と思うほどに身体は動かなくなって来た。
35キロからが本当のマラソンとは、ほんとよく言ったものだと思う。
これまでの練習では体感しない身体のダメージ。走力的に僕に足りない部分。
やはり37キロ以降、アクセル開け、プッシュし続けて走ったが、ペースアップはやはり無理でした。
イーブンをキープしている40キロ過ぎからもラストスパートのランナーに抜かれる。
僕にこれができる走力は全く無し、対抗する気にもならない。
二人の女子にも抜かれる。、よくもまぁ、あんなパワーがあるものだわ、、
そして、ゴール。
タイムは2:52:51
昨年より6分20秒ほと記録を更新
ペースもキロで10秒ほど早いペースで走れたのは我ながら上出来。
そしてほぼ予想していたタイムでもあった。
また終始冷静で走れたこと、そして昨年は歩行困難になるほどのダメージを負ったが今年はほぼそれはなかったことは、中断もあったが1年間を習慣的に走り続けた成果だろう。
「マラソンは2時間50分位から面白くなる」
とは、40過ぎから走り始め、現在は50歳で2時間30分台で走る知人のベテランランナーの言葉。
それが本当かは分からないが、次の目標は2時間50分切りとマラソンキロ3分台、というものになる。本当に面白くなるのか楽しみなところ。
ただし、これまでの練習内容て達成出来るものなのかは検証が必要だなぁ。
マラソン後は千駄ヶ谷に戻り、そこで最高なビールで友人と乾杯。
目標達成しようと無かろうと、マラソン後のビールは美味しいものです、ほんと、、
次は1月29日の勝田マラソン。アップダウンもあり記録更新は難しいコース。
去年はつくば後10日ほどのジョグで痛めた右膝の完治に三ヶ月かかったが、今年はケアも含め怪我なく挑みたいですね。