デンマークから始まったジロがようやく終了しました。
今年のジロは、施術に関して選手9人に対して、マッサー5人という体制でした。
私はは1人の選手のマッサージを担当し、他の8人については問題があるケースに対応するという役割。
今回訴えた症状は、
アキレス腱の違和感。
腸脛靭帯炎的な膝外側部の違和感。
落車による打撲の傷み。
落車の傷みを庇うことによる二次的な各部の傷み、違和感
など。(今回全く無かったのが腰痛症)
私は1日3〜4人位の施術を行っておりましたが、大会を通して選手の訴えが大きな故障が少なかったのは幸いでした。
その他、オステオパシーの先生も7日間程来ており、症状によったら1日に3人のセラピストの施術台に上がる選手もいました。ただ、これはあくまで必要なケースの場合です
一部の選手は、とにかく施術を多く受けられるなら受けたいという希望を出してきましたが、この辺は教育が必要な部分でした。自己管理前提ではなく、全て施術者任せという考えの選手の場合は、なんでもやってもらえる環境=良い環境と思いがち。
サービス的な要素を徹底して排除し、選手、施術家との間にプロフェッショナルとして対等な関係とを保つ事に私も多く気を使う必要がありました。
今回は全セラピストの考えが一貫してたこともあり、チームワークが乱れなかった事も良かったと思います。ここが乱れるとかなりチームはおかしくなる(例えば施術家同士の方針の不一致など)。この部分を説明するのはなかなかに難しいのですが・・
プロ・アマ問わずチームを選手の育成だけでなく、チームを機能させる上でも、選手、スタッフ共にサポートの意味について理解することは、重要な部分です。
成績は区間2勝。
プロスポーツは結果が全て。
という意味でも、どんなにチーム運営がよく機能しても、総合の絡めなかったアスタナにとっては厳しいジロだったと思います。
様々な検証との同時に、選手の可能性を信じて、この経験を次に繋げる努力をこと。トレーナーとして出来る事もそれ以外にはありません。
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