レース後に800キロの移動があり、翌日は休息日という第9ステージ。
僕は本日は2つ目の山岳頂上でボトル渡し、序盤から集団がバラバラという非常に荒れた展開のなかノバルの最後尾での通過を確認。
しばらくレースを追走しその後離脱、800キロ離れたラ・ボールという街へ移動しました。
ホテル到着は選手よりも1時間ほど早い午後20時。ノバルは家族とともにスペインに帰ったと聞いたのもその時。
選手一人を失い、コンタドールが約1分51秒のビハインドという形でピレネー山脈のステージが終了しました。
しかしアルベルトは調子が完全でない中でも、なんというか彼の持つ雰囲気は凄くいいですね。
移動後の夕食でもコンタドールは自分がレースでライバルに必死に食らいつくジェスチャーなどを交えて、ピレネーでのエピソードを面白く話していてそれがまぁ、楽しいというか子供のようで明るい。周りの選手スタッフも彼に全く気を使うこと無く接している。
選手は通常調子が悪ければ悲壮感も漂うものだが、仕事はあくまで仕事、それよりも1日を楽しい夕食で締めくくれる人生こそが素晴らしいという、なんというか一言でラテン気質なんでしょうかね、、
エースがこんなかんじなので、とにかくチームの雰囲気は良いですね。
昨日は本調子のコンタドール選手だったらフルームに対して波状攻撃できていたのだろうなと思いつつ見ていました。ブログを拝見しているとそんな中でも悲壮感が漂っていないようで安心します。少しでも早く体調戻して、ひらりと山を駆け上って行く姿が見たいです。
彼がアタックをかけると見ていてアドレナリンが出てくるように感じます。思わず立ち上がってテレビに近づいていたり(笑)
毎日大変ですが選手、スタッフのみなさんが怪我なくゴールすることをお祈りします。ノバル選手は残念でしたが…