220キロの平坦路のあとから、標高1900mのモン・ヴァントゥを20キロの駆け上がる、合計242キロのレース。
長距離でありながら序盤から高速展開となり、特に最初の2時間の平均時速が50キロと激しいレースだったようです。
1列に続く集団で、クロイツィゲルが3メートルほど開いた車間を埋める時にスピードメーターを見たら75キロだったり
モン・ヴァントゥのゴールでベンナーティが、メーターを指さして「ゆっくり登ってんのに、平均速度が39キロかよ」と教えてくれたりと、連日の高速レースに選手もうんざりした様子、
ツール・ド・フランスはこれまで1日たりとも、消化レースというものが存在していません。
コンタドールは1週間前のピレネー山脈時よりは良いパフォーマンス上げてきていますが、
総合首位のフルームに更に差をつけられ、現在は4分25秒差の総合3位。クロイツィゲルは4分28秒差で4位。
明日の休息日を挟んで、いよいよアルプス。
選手スタッフにかかわらず、関係者すべての刺激の閾値が下がるグランツールの最終週。
山頂ゴールや移動も多いツール最終週は、僕らの仕事も複雑でタイトになります。
余裕と落ち着きをもっての仕事を心がけたいと思います。
休息日のホテルのお忙しい中、お話の相手をして頂きありがとうございました。これからのステージでは補給ポイントには行かれないのは残念です。応援しております。また、話し相手にもなって下さい。よろしくお願いします。付記:コンタドールにサインもらっちゃった。