どのチーム、選手にもグッドデイ、バッドデイはありますが、昨日は後者。
ロッシュやパオリーニョの動きが不発に終わり、そしてマイヨ・ジョーヌに揺さぶりをかけるリスクを取る以前に、その前提となるコンディション面で本日は厳しかった。
レース中、選手双方でコンディションの確認をするものですが、こういう場合に多国籍同士だと微妙なニュアンスの違いも出るようですね。
珍しく、選手監督間のミーティングが夜に行われていたようです。
こういうことは繰り返し時間をかけて修正していくしか無いのでしょう。
とはいえ、レース後の選手の皆は冷静で、相変わらず夕食のテーブルでも皆よく笑ってます。
今回のサクソティンコフのメンバーの良さを僕が一番感じるところかなぁ
まぁ、いろいろと手のかからない連中ですな
明日も明後日も厳しい山岳
フルームはハンガーノックになりましたが、これは危険なミスでしょう。
レース後にしっかり食べれば回復するという話ではなく、身体に受けたダメージは翌日に反映するからです。
特に山岳レースが続く場合は、前日の影響は必ず翌日に響きます。
ハンガーノックは絶対に行ってはいけない・・グランツールの基本。
フルームも勿論分かっているんでしょうが、それでも起こるのがツール・ド・フランスなんでしょう。
また内臓機能が弱った選手が、消費したカロリー分を吸収できなくなる時期。
そのへんでも心配な選手はチーム内にもいます。
文字通り、明日、明後日が今年のツール・ド・フランスの最大の山場になるでしょう
麓から頂上までの14キロが大観衆で埋まるラルプデュエズの登り。まぁ、それをかき分けて登るのは大変です。
盛り上がってるのは結構ですが、なんせ多くが酔っぱらい。
彼らのおふざけも、一応は僕らや警官がギリギリ笑顔で治まっる範囲でしたね。
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