第10ステージ終了後は750キロの長距離移動。
レース後の19時に出発の移動では一気には目的地に走れないので、マドリード近郊で途中泊。
そのホテルの夕食はモビスターと同席となりマッサー同士での情報交換話などで盛り上がりました。
モビスターは本年度から高周波治療器インディバ・アクティブを採用。
マッサーではなく、オステオパシーのみが使用しているとのこと、モビスターは施術の仕事の分担がハッキリ分かれているとの事です。
しかしマッサーとオステオパタのコラボは各チームにおいて、うまくいか、行かないかでハッキリ別れてますね・・
理由も様々有ると思いますが、診立てにおいて意見が異なることは僕らの世界ではよくあることですが、結局のところ、施術家同士の信頼とコミュニケーションがどれだけとれているかの問題になると思います。自転車業界におけるソワニエと称されるカテゴリーの人材が幅広すぎて、技術にバラつきがある事も原因でしょうね。
先日はアスタナと同ホテルだったので、元同僚のニーバリとマッサーのパリー二の部屋に行って色々話してきました。
ニーバリの施術時間は毎日1時間30分とかなり長め。
基本的には、物理療法機器は怪我や故障等のみで使用することが多いですが、ニーバリはインディバアクティブを毎日疲労回復の目的に使っており、それが施術時間が長くなる理由になっています。それを可能するのも、彼を支えるチーム体制があってのことですね。
おそらくヴエルタの参加選手の中でも、インディバアクティブの使用頻度が一番高い選手でしょう。
先日のブログで「一人の選手が総合争うで先行する」と予想しましたが、それはニーバリのことでした。結果的に言えば、完全には当たってませんね・・
現段階でのコンディションは100%ではないとの事。ただし今回のヴエルタの総合争いは、全て終盤に集約されているので、全てはこれからのコンディションの持ってき方次第となります。見ていると、やはりツール・ド・フランスにピークを持ってきた選手は苦労しているように見えますね。
コメントを残す