GPルガーノ終了後、次のレースストラーデ・ビアンケまでの4日間は、
トレーニング&コンディションニングでクロイツィゲルの自宅に来ております。
ガルダ湖の近く、バルドリーノから外れた丘にある、ぶどう畑に囲まれた非常に静かな場所。
アスタナに移籍した2011年から、拠点にさせてもらっていて通い慣れた場所でもあります。
ここはゆっくりと落ち着いた時間の流れる環境。
バイクでトレーニングに同行し、トレーニング後のコンディショニングなど仕事もしてますが、基本的に気持ちと時間的余裕を保ち、自然に囲まれた静かな環境の中でゆっくり過ごせるのは大変にありがたい。
日本では睡眠不足になりがちですが、ここでは睡眠不足になる方が難しい。
夜になると自分の心臓の鼓動意外何も聞こえない静寂は、睡眠の質を向上させますね。
寝溜めは効かないとは言いますが、しっかりと疲れが抜けていくことを実感します。
彼の父親に薦められるがままに飲む酒が多く、それは睡眠に多少影響は出てるとは思うけど。
この4日間は、
がっつり系マッサージ(やはり頻度を上げると身体は変わる)
ポジション変更(ハンドル、サドル位置を前方に1センチ移動、昨年からインテンシティの高いトレーニング中心となった影響など考慮)
冬の課題と成果の確認作業(スクリーニングetc)
などを、行いました。
彼は、長年に渡るファンクショナルトレーニングで、パフォーマンスのアップに繋げた代表的な選手だと思います。
プロデビュー当時の痛み系問題もトレーニング計画を中心に克服してきた経緯があります。
最近僕が、トレーニングやリハビリで取り入れている”DNS”という発達運動学をもとにしたアプローチを、かなり昔から取り入れていてますが、DNSはチェコのパヴェル・コラール氏の発案ということで彼の地元が発祥なんですね。
数年前、僕らの間で体幹トレでドローインを多用していた頃、彼がチェコで習っているトレーニングを見ても分からなく、関心も示さなかったのですが、それがまさにDNSだったわけです。
それを知った時は、やはり見聞を広めるためにも常に多くのことに感心を持たないといけないと思ったものです。
ファンクショナルトレーニングや理学療法系はアメリカの文献が多いですが、ヨーロッパでも面白いものは多くあると思います。
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