ご無沙汰しております。
日本を旅立ってからアルデンヌ・クラッシック、ツール・ド・ロマンディを終了し、現在はジロ・デ・イタリア開幕の地、サンレモに来ております。
明日からジロが開幕。
コンタドールを筆頭に
イヴァン・バッソ
ローマン・クロイツィゲル
イヴァン・ロブニー
マイケル・ロジャース
マッテオ・トザット
セルジョ・パオリーニョ
マヌエル・ボアーロ
クリス・ユール・ユリエンセン
必勝体制。総合優勝のみを目指すチームとなります。
コンタドールは3週間近くのテイデ諸島の高地合宿を経てのサンレモ入
体脂肪率は昨年のツール並みまでシェイプされており好調とのこと。
トレーニングコーチ、マッサー、選手などからの話を聞いても非常に良いコンディションであるという話を聞きます。
チームの体勢も私の経験したグランツールの中でも人数的に一番多いスタッフで構成されており、マッサー、ボディセラピストだけでも8人。
通常5〜6人のところプラス2の8人という体勢は多少なりとも大げさですが、
物品、荷物、車両が非常に多いことにより、施術以外の各自の仕事量が多くなることへの対応が目的。
施術面でのアドバンテージでいえば、怪我や故障した祭のケアにかける時間が確実に確保さていることでしょうか。
ひとつのレースに参加する為に、マッサージテーブルが8台も並んでるというのも壮観。普通に治療院の規模ですね。
車両数は
大型トラック2台
チームバス1台
小型バン3台
チームカー9台
これも僕が経験するグランツールでも最大級の規模
同ホテルのバルディアー二は、
中型のトラック
中型のチームバス
チームカー5台
と我々の半分以下の規模
ホテルの駐車スペースでも我々がほぼ占拠し、彼らが小さなスペースで仕事をする形になっております。
僕も15年前に所属した当時世界ランキング1位のファッサボルトロ時代を思い出すと、このバルディアーニと同じくらいの規模でグランツールに参加しました。当時としては大規模。もちろん現代でもこの規模で十分な選手サポートのクオリティは保たれるはずです。
ただ近年はスポンサー、ゲストの出入り、商品開発などが同時進行し、トレーニングなど専門家の招聘など、グランツールのビジネスにおける価値が高まっているゆえの規模の増大といえます。
このような現象をイタリア語で”チクリズモ・モデルノ”という言葉で表現すことが多いですが、中規模ながらもクオリティも高いバルディアーニチームを横目で見ながらその対比を見ているといろいろと思うところは少なくはありません。
いずれにせよ、ティンコフの今回のジロに求められるものは総合優勝のみ。
長い3週間。まずは自分の健康に留意し無事に3週間を乗り切りたいと思います。
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