ヨーロッパの気温もここに来て一気に上がり、レース中の水分補給の重要度が増す季節に突入しております。
レースは距離が136キロと今大会最短。
補給地点の設定は本来ありませんが、ティンコフは2箇所ある山頂にてボトルの補給。
この日ホテル移動がないので、僕も2カ所目の92.5キロ地点にて待機となりました。
ティンコフは戦略上先頭を固めて走るため、全員にボトルを渡すのはほぼ不可能であり、
昨日のようなカーブと細い道の連続では、チームサポートカーからのボトル補給も確実ではありません。
それを想定し、ボトルを単独ではなくサコッシュにまとめて入れ渡すことで、全員に行き渡るような工夫なども行いました。
その辺のアイデアを選手とスタッフ間で連携、仲介するのがベテランのマイケル・ロジャース。
今回ロジャースはチームキャプテンでもあり精神的主柱でもあります。
様々な小さなことでも目を行き届かせて、落ち着いた対応で処理していく姿は、近くで見ていても非常に頼もしいものがあります。
今回レースに参加している若手選手も、彼の行動から見て学ぶところは非常に多いでしょうね。
チームの全員が小さなミスが起こらないよう細心の注意を払いつつ、コツコツ積み重ねていく作業。
グランツール優勝を目指す上で非常に重要な作業です。
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