アルベルトのパンクによる遅れを利用したライバルチームのペースアッブ。
モルティローロの登り口までの20キロはチームタイムトライアルさながらの追走となり、登坂口でチームのアシストを使い切る展開となりました。
そもそも、急勾配のモルティローロでのアシスト行為など不可能であり、プラン通りにチームは機能したことになりますが、非常事態の対応で完全に体力を使い切った上での、モルティローロ越えは相当に堪えたようです。
アルベルトはモルティローロで解き放たれ、31人抜き。
完全にショーでしたね。
先週はリッチーポートのパンクの際、他チームのサイモンクラークの車輪交換でフェアプレー精神が注目されましたが、今度はライバルチームのパンクを利用してのペースアップ。
僕も同様の例を見た記憶はなく、
また、どのような報道がなされているかは把握してませんが、
パンクを利用してスピードを上げた選手の多くが、チームカーからの命令に従わざる負えなくとも、賛成して居なかったことは、集団内のコミュニケーションでティンコフの選手にも伝わっていたとのことです。
チームも結果的には無事にレースを終えていますし、アルベルトもインタビューては肯定も否定もしてはいないようです。
ただこういう事象は、今後起こるであろうトラブルの際のチーム判断に必ず加味される一件にはなるはず。代償を払わされる、というリスクが高まったわけです。
「カンビア・ムージカ」
ジロは最終週に楽曲が変わると形容されますが、やはり総合争いなど、レースは序盤戦とは大きく流れが変わり始めてますね。
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