ツール・ド・ランカウイが終了しました。
私にとってマレーシアは初上陸、というか初の東南アジア遠征。
欧州で一番好きなスペインに似た、ユル〜いノリ&空気感、
仕事で来ているにも関わらずとても癒やされました。
いやぁ、常夏のマレーシアすごく良いすねぇ
日本から飛行機で7時間かかりますが、時差は1時間というのも良し。
ほんと仕事でなくプライベートで来たい国となりました(笑)
そして2016年シーズン初のティンコフとの遠征。
この遠征は個人的に心配材料がありました。
それは監督とメカニックの二人が初顔合わせであり、またプロチームでの経験に乏しいこと。
監督は4年間スロバキアナショナルチームを努めるもののプロチーム監督未経験のヤン。
メカは新加入のトム、フリーランス(日雇い)のエスティバンの二人。
一方、マッサーはプロチームの経験の長い宮島マッサーと私の日本人コンビといった具合。
宮島マッサーと事前に相談していたことは、安全マージンを確保したスケジューリングを監督に提案し、主導を我々マッサー側にしてもらうこと。
要するに他チームよりもかなり早めに行動をするという提案です。
一見簡単な事ですが、これを実現するには選手・スタッフ全員に理解、協力、犠牲を担ってもらう必要があります。
連日移動を繰り返すステージレースではそれをストレスを感る時もありますが、
機能した場合は、その恩恵は大きく我々のサポートクオリティは大幅に向上します。
上手くいかない遠征とは、この辺の理解と協力が得られない場合です。
今回においてはヤンが我々の意見を柔軟に受け入れたこと。
そして指導力の高さには良い意味で裏切られました。
ランカウイは初日から最終日まで、効率良く、常に余裕があり、ストレスフリー、大変によく機能したと思います。
ほんと監督には感謝。
施術時間に余裕を持つためにも我々には本当に重要なことなんですね、、。
今回は施術ではスロバキアの3選手を担当。
シーズンイン時に抱える特有の身体の問題に関われたことは個人的には大変に面白かった。
とはいえ選手にとっては大きな問題です、、
施術以外にもコレクティブエクササイズの指導、フィッティングこそ行わないもののスクリーニングテストからのポジションのアドバイスといったことも行いました。
ステージレースで連日じっくりと選手の個体に向かい合うというのは発見も非常に多いです。
いくつかの問題解決のお手伝いができたことは、私にとっても大変に良い経験となりました。
そんな事が可能だったのも、上記の通りに余裕があったからですね。
コメントを残す