エイ出版から発売の「トライアスロンバイク&ギア完全ガイド」のフィッティング項
同じくエイ出版の「バイシクルクラブ4月号」のグランフォン道にて日向涼子さんのフィッティングを担当させて頂きました。
欧州プロロードの世界では、フィッティングの重要度はあがっています。
かつては選手、メカニック、監督といったレースを常に間近で見ている人材の経験に基づいたフィッティングが主流でした。
近年は運動解剖学、生体力学、理学療法など医学分野に基づいた研究が進み、身体の専門家によるフィッティングが主流となってきています。
最終的にはポジションの決定は選手自身が下すものとはいえ、医学に基づいたフィッティングは客観性をもったベースポジションをライダーに提供することから、若い選手はもちろん自分自身のバイクセッティングにこだわりを持ったベテランプロ選手も、フィッティングを受ける傾向にありますね。
そこには新たな発見もあるでしょうし、今後さらに様々な医学分野がバイクフィッティングに落とし込まれていくと思います。
身体は個体差があり、それぞれに特徴的な動作が存在します。それを考慮に入れたフィッティングは身体を客観的に分析し直す機会を与えてくれます。
初心者からベテランの方問わず受けてみることをお勧めします。
バイクフィッティングは今後も更にその重要度が増していく分野でしょうね。
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