ツールも7日を過ぎると身体の問題点や違和感を訴える選手も出てきます。
今回のツールで多いのはサドルとの身体のコンタクトポイントの問題。
いわゆる股ずれ問題ですね。
僕の経験上、これまでシーズン中は無問題だったのに、ツールドフランスに入り股擦れ問題が出るケースは多いです。
股ズレ解決策としてやはりシャモアクリームの使用ですが、気温と湿度が高く発汗が多い時期となると、クリーム系のシャモアクリームではなくワセリンベースものでないと対応出来なくなります。
ステージレースでは内蔵疲労との因果関係とも重なり、吹き出物など出来物系が現れやすく、特に血の巡りがよく擦れの多い部分に出来やすいので自転車選手の股ずれ問題は注意が必要。
また練習とレースでは前傾姿勢の深さが違うことから、サドルと身体のコンタクトポイントも当然変わるので同じ長時間のライドでもステージレース中の股擦れ部位は異なります。
レース毎に前傾姿勢の平均角度など出せるのなら、股擦れの因果関係もそうですが、他にも色々と役立ちそうですね。
また、最近多い滑り止め機能付きサドルは、レーサーパンツとサドルが固定される分、レーサーパンツの内部で動きがが増える可能性もあるので、その辺りはパーツ選びでの対応が必要となるでしょう。
足底部の違和感を訴える選手もこの時期は多いです。特にカーボンソールを使用する選手に多いですが、これも発汗が原因によるものが多いですね。
あとは、アキレス腱周囲の違和感を訴える選手が数人。原因が様々なので対応も様々ですそれはがまたの機会に、、
自転車競技は落車を除けばの怪我は比較的少ないとこの前書きましたが、なんだかんだ言って色々出てくるものです。
本日は第8ステージ。ピレネー二日目。
本日は急遽予定変更でレース前方でコース状況を伝える第三監督カーにて移動。
その後ラス2の山岳ポイントでボトル渡しです。
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