晴天の第2回目の休息日。
この日ツール第9ステージで落車し大腿骨を骨折したヴィノクロフが引退を表明しました。
もう一度復帰という声もあったようですが、自身の引き際より彼にとって大切なのはカザフスタンの自転車競技の未来。
それを背負う立場の者としての決断だったようです。
本日はユーロスポーツの密着番組の枠で、モナコの自宅と我々のホテルが衛星画像で結ばれました。
一人ひとりに声をかけながら、感謝の気持ちを伝えるという内容。
口数は少ないものの、一言一言に重みがある彼らしい言葉。
私の言葉には日本語でありがとうとの返事が。
しかし彼の人を引きつける力は本当にすごい・・
ヴィノクロフが笑えばが皆が嬉しくなり、泣けば皆が悲しみ、戦うときは皆が奮い立つ・・
少しの間でしたが選手ヴィノクロフと過ごした2011年、私にとっても非常に学ぶことの多い期間となりました。
自転車から降りても彼の戦いは続くのでしょうね。
指揮者として現場に戻るであろうヴィノクロフの今後の活動に大いに期待したいと思います。